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ロイ日記

保護犬ボランティアをしています

猫に名前をつける日

こんにちは。

飼い主Aです、ごぶさたしておりました。




先日猫を拾いました。

名前を“ハチ”とつけました。



暑い日の夕方、彼は車に轢かれ、呆然として道路の真ん中に立っていました。

朦朧とした意識の中、とにかくその場から逃れたかったのでしょう、
ゆらゆらと揺れながら前足を出すも進めず、何度も何度も同じ動きで揺れていました。

慌てて車をとめ、無我夢中で彼をタオルでくるみいったん道路の端へ置き、
トランクにある段ボール箱を引っ張り出しました。

ひどい傷、ここには書けない様なひどい傷。
あぁ、これは・・・。

急ぎロイのかかりつけの獣医さんに電話をし、今から向かいますとお願いし、
車を飛ばしました。

段ボール箱の中から聞こえる荒い息、箱を引っかく音。
大丈夫かも、手術できるかも、と願いながらも、覚悟を決めている自分がいました。



彼を触診しながら手術に耐えうる状態ではないと説明して下さる先生に、
「痛み止めを打ってあげて、私が看取ります。」と言うと、

「苦しみを長引かせるだけ」と。



そうだね、車に轢かれたという恐怖、耐え難い痛み、
そこから早く助け出してあげるのも、拾った私の役目だね。

だから、先生と二人で彼を送る事に決めました。
そして翌日、妹と二人、彼に“ハチ”と名前をつけ、荼毘に付しました。
今度は迷わず私達の元に来られる様に、目印のお花を入れました。

命って本当に儚い。

ね。





私の独白にお付き合い下さり有難うございます。

ハチちゃんの事、賛否両論あるかと思います。
もちろん私も未だに煩悶しています。

でも今は、
ハチちゃんが虹の橋のたもとで歴代のうちの子達に出迎えて貰っている所を想像しながら、
冥福を祈る事にいたします。



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 徒然

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